LOVE ♥LOVE♥LOVE 俺様幼なじみが旦那さま!?
わたしは、彼方の胸に顔を
埋めたんだ。
「心和?」
「・・・・・・。」
ドキドキが止まらなくて、
それは彼方も一緒だったと思う。
だって、彼方の心臓の音が、
いつもより激しくて。
わたしは、彼方の胸の中で
固まっていったんだ。
いつもより優しく抱きしめられて。
そして、わたしが仰向けになる
ように体制が変わっていく。
わたしは、ギュッて瞳を閉じたんだ。
「心和、いいの?」
彼方の切なそうな声にわたしは
瞳を閉じたまま頷いたんだ。