LOVE ♥LOVE♥LOVE 俺様幼なじみが旦那さま!?
カンナが俺を見てる。
寂しく、厳しい目。
俺がカンナをあんな風に変えて
しまったんだろう。
前は、もっと優しい顔をして
いたんだ。
優しく、穏やかで、少なくとも
俺はそんなカンナの笑顔に救わ
れていた。
俺には責任がある。
俺に打ち明けるまで、カンナは
ひとりで不安だっただろう。
それも、別れた男の子どもを
宿すなんて。
何も知らずに、俺はぬくぬくと
心和との幸せすぎる時間を、
過ごしてきたんだから。