LOVE ♥LOVE♥LOVE 俺様幼なじみが旦那さま!?
「今日、光田の家に彼方と
おじゃまするよ。
その時にでも、心和ちゃんにも
ちゃんと話しをしよう。」
「結城達が来る前に心和には
俺からそれとなく話しておくよ。
心和も彼方君の事は慕ってるよう
だから。 承知してくれると思う
よ。」
おじ様の言葉に胸が痛い。
慕う。
そうその言葉。
心和は俺を慕ってくれている。
でもそれは、兄のような存在
なんだろう。
そんな兄のような存在の俺が
いきなり結婚相手で、心和は
混乱しないだろうか。
混乱ぐらいならまだいい。
俺の事を拒否しないだろうか。
俺は不安で仕方なかった。
いくら、学園では生徒会長と
して学園を取り仕切っていても
心和のことになると、情けない
ほど弱くなってしまう。
おれに弱点があるとしたら
心和なんだろう。