LOVE ♥LOVE♥LOVE   俺様幼なじみが旦那さま!?

気付いたことがあるんだ。


そう、俺がカンナと別れた
次の日。
結婚宣言の次の日から、
心和が、この坂を登り始めた
ら、俺にしがみつく手に力
が入ること。

何となくわかる。

カンナの事を気にしてるんだ
ろう。

坂道を登り切り、校門にカンナ
の姿が見当たらないのを確認
すると力がスッと抜けるんだ。

だから、俺は心和を教室まで
送る事にしたんだ。

少しでも一緒にいてあげたくて。


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