姫と8人の仲間達







リュウ・マリアside





「・・・これでよかったのかしら」




ポツリとアリスが落ちて行った
穴を見つめながらマリアが呟いた




そんなマリアの頭をポンポンッと
軽く撫でるリュウ



「・・リュウ」




「大丈夫だ、アリスなら元気にまた帰ってくるさ
なんてたって俺たちの子供だろ?」



「そうね。朝食がまだだったわね
今すぐ用意するわ!」



パタパタとスリッパの音を立てながら
マリアはキッチンの方へと走っていった





そんなマリアの後ろ姿を見送り
リュウは足元の穴を見つめた

穴は徐々に小さくなっている



「がんばれよ、アリス」



ポツリとリュウは呟き
部屋を出た



リュウ・マリアside end


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