If~smile again~

 ガタン

 え…

 こっちに来る…?!

 「俺、宇佐美龍一。龍って呼んで!」

 そう言ってあたしの目の前に

 立った。

 宇佐美龍一…

 知ってる。

 知らない人なんか

 いる筈がない。

 だってこの人は…

 『街で一番目立ってる人』

 だから…

 「おーい聞いてる?」

 そう言って

 顔を覗き込んできた。

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