初恋ノ詩 1
「そういえば友莉はこのプリントもらった?」
何となく聞いてみた。
友莉と話すのは久々で何だか心地良い感じがする。
そうして、返ってきた答えは
とても爽やかだった。
「もらってないよ。」
とサラッと笑顔で言う友莉。
そんな友莉がとても羨ましくなってくる。
「やっぱり?じゃあ、苦手な
教科はあったりする?」
「苦手なの?
うーん…ちょっとたまに
わからないやつとかあるけど
苦手なのは無いかなー」
これもやっぱ爽やかで羨ましい。