初恋ノ詩 1


「うお!スゲ。友莉が羨ましいわー……」


そこまで言って俺は、
思い出したかのように
一番知りたかった事を聞く。


「そういえば友莉って
好きな奴とかいんの?

いつも話すのが俺ばっかだったから知りたくて。」

その場が静まり返った……


ように見えたけど

「え?いないよ。
いきなりどうしたの?」

友莉はそうけろっと言って
またクスクス笑った。


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