初恋ノ詩 1
何だかこの落ち着いた笑い方好きだな……
友莉の方を見る。
だけどさっき一瞬表情が
曇ったように見えたのは気のせいだろうか。
「えー龍は?しかもクラスの男子とかとも
仲良いじゃん。」
「龍?違うよ。ただの友達。
他の皆も。龍とやっぱ誤解してたんだ。
でもホントにいきなりどうしたの?」
「いつも男の話ばっか聞いてもらってて
しかも友莉のおかげで理穂ともうまくいったし…
なんか友莉にお礼したくて。」
ニヒッと笑って言った。