初恋ノ詩 1


だけどその時
母さんが突然呟いたのだ。


「友莉ちゃん…」


と。

確かに俺は前まで
友莉と一緒に登校していたから

母さんと友莉は知り合いだった。

毎日のように俺の家に来てくれたりして
話す機会だってあっただろう。

でも何でそこで友莉の名前が出てきたのか
俺には全くわからなかった。


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