初恋ノ詩 1


そう思った私の手は
当たり前のように携帯をとり
龍へ電話をかけた。


その行動に自分でもびっくりする。


まだ会おうと決めかけていた
途中なのに手が動いたから。

そして、しばらくしてから
龍が電話に出た。

「もしもし?どうした?」

電話の向こう側から
聞こえてくる声に何故か
ホッとした。

優しく低い龍の声に心が落ち着いた。


< 289 / 321 >

この作品をシェア

pagetop