初恋ノ詩 1


「龍?あのね、いきなりだけど今会える?」

「…わかった。
場所はいつもの公園か?」

「うん。」

「じゃあ今から行くから。」

「わかった、じゃあね。」


携帯のボタンを押し
電話を切った。

理由を何も聞かずに直ぐに返事をくれた
龍の優しさが私には心地良かった。

切ってから直ぐに
龍と約束していた例の公園へ
急いで向かった。


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