初恋ノ詩 1
階段のちょうど段差になっているところに二人で座り、俺は話し始めた。

「実はさ…………俺少し気になるヤツがいて………」

「えっ?!そうだったの?なんか以外~」

俺がそう切り出すと友莉は驚いた顔をして俺のほうをむいた。

「以外って……ひっでーな!!俺だって一応人間だぜ?」

友莉は可愛くて美人だ。

優しくて気前がいいしイイヤツだ。

でもたまに友莉に対して罪悪感を感じてしまうときがあったから…………

友莉は何かを知っている気がして怖かったんだ。

自分が何かをしてしまったんじゃないかって…………
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