初恋ノ詩 1


そして私はまた、
龍の優しさに漬け込んでしまった。


ただ優しさに触れて浸かっていたかった。


この夜私が出した『答え』は
ただの『甘え』にすぎないのだ。


そしてまた龍の優しさを利用している。

その事実は変わらない。

無意識ではなく故意に。


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