初恋ノ詩 1


確かにこの前、私は海里の恋の応援をするって約束した。

でも……

「あの日私と交わした約束はどうなっちゃうの?あの日もちゃんと約束、した……じゃん…ね……」

約束した時に指切りをしたと思われる右手の小指を軽く握り、むせび泣いた。

頬には沢山の涙の粒と
流れた跡が残っている。

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