初恋ノ詩 1


「今、Wデートについて話し合ってたから、いったい友莉は誰を連れてくるのかなって考えてた。」

「そうなんだ。」

素っ気ない返事で返ってきたから
俺は耐えられなくなって

「もしかして妬いてんの?」

と聞いてしまった。

「バカじゃないの?」

笑いながら返事が返ってきて
俺は何となく
嬉しくなってしまった。

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