×隣のヤンキー少女×
♀思わぬ再会…!?
『ただいま…亜美?』
そう言って微笑んだ彼の表情は、懐かしいあの子の笑顔と…少し似ていた。
でもあたしが知ってる紀理は、小さくて弱虫な男の子。
さっきコイツは“元ヘタレ”って自分で言ってたけど…。
でも―――
「…あ…亜美って誰?」
こんな あたし、見せたくなかった。
金髪にカラコン、態度だって…。
「惚けてんなよ。 亜美だろ?
幼馴染みなめんなって」
…昔のね…。
「…あたし こんなんなってんのに、なんで関わろうとすんの?」
「は? なんでって…亜美だから。」
さらっと言いのけやがる。
「小せえ頃の俺の決心、覚えてっか?」
「………分かんない」
「んーじゃあ、また今度 教えてやる♪」
はい?
…こんな奴が紀理なんて、やっぱ信じたくない。