×隣のヤンキー少女×
呟いたあたしに、首をかしげる。
「?…何を?」
「――なんでもない!
てか早く出てけよッ!」
「え、亜美は俺にいてほしくないの?」
「当たり前だ!!」
いつまで居座る気だよっ
「いてて…」
グイグイと背中を押し、部屋から追い出そうとする。
「あ」
「んだよ」
くるっと あたしに体を向けたと思ったら…。
「亜美、好き」
「…は?」
チュッ…
「じゃ♪」
「…………」
ガチャ
バタン。
「―――……っとに、
意味不明ッッ!!」
赤くなった頬を押さえて、
あたしは床に座りこんだ。