×隣のヤンキー少女×
♂雨、時々ヤキモチ
…………あ?
煙………。
「おはよーさん」
「!?」
窓の方へ向かうと、(隣の部屋の)ベランダで 亜美が煙草を吸っていた。
「いけねぇなァ、未成年の乙女が主流煙 肺に入れちゃ」
「なんで ややこしくすんだよ」
「要するに喫煙しちゃダメってこと〜」
「承知の上だッ!!」
なぁんかコイツいじめんの楽しい…。
まぁ怒らしてるだけだけど。
「…今度は勝手に部屋 入んなよ」
「え、おばさんに“またおいで”って言われたんだけど」
「…………来たら殺す」
「………」
怖っ!
今 確実に殺気が見えた。
ほんと、女じゃねえ…。
「そんな俺の事キライ?」
「…………、キライ」
…今の間、何?
しかも亜美 目ぇ反らしたし。
「……亜美、ガッコ行ってんの?」
「…………行ってる」
行ってんだ。
やっぱな。
「……金……払わせてるから…」
おばさんの為な。
分かってるよ そんな事。
「……亜美はやっぱ優しいな」
「…………黙れ」
「顔 赤いよ?」
「死ね」
軽々 恐ろしい言葉吐くよな…。