×隣のヤンキー少女×
「………え?」
「あ?」
違う違う。
「え?」が俺ね。
威嚇するように 「あ?」をかましたのが 目の前にいる、この金髪の方。
てか…誰!?
「……邪魔。」
「………」
そう言って、金髪の長い髪をなびかせて 颯爽と歩いていく女。
いや、いやいや…。
違う…よな?
でも305号室から出てきたし、見た感じ歳も俺と同じくらい。
頭は混乱してたけど、体が先に動いた。
「……!」
気づけば、彼女の腕をつかんでいた。
「ちょ……待って」
「触んじゃねぇよ」