王子様の秘密-下-



ガラッ



「…っ!!」



急に開いたドアの音に驚いて、私は近くにあった机の陰に隠れた。


ドキドキ…


良かった。

相手は気付いてないみたい…


入って来たのは、一人だけらしく、足音は一人だけだった。


まさか、先生…?

さぼってるの見つかっ…



ドサッ



…へ?

“ドサッ”?



何かが倒れるような音がした。

何があったのか確認したかったけど、隠れたままで少し様子を見ることにした。



,
< 62 / 165 >

この作品をシェア

pagetop