王子様の秘密-下-
ガラッ
「…っ!!」
急に開いたドアの音に驚いて、私は近くにあった机の陰に隠れた。
ドキドキ…
良かった。
相手は気付いてないみたい…
入って来たのは、一人だけらしく、足音は一人だけだった。
まさか、先生…?
さぼってるの見つかっ…
ドサッ
…へ?
“ドサッ”?
何かが倒れるような音がした。
何があったのか確認したかったけど、隠れたままで少し様子を見ることにした。
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