獅子座の彼に恋をして


「行きたいんだろ?

おれも本城さんと行きたいなー♪」


イライライラ!!!!


さっき行きませんっていったじゃん!


「いーてばっ」

そういってタイムカードを押しに行く。




「なんじゃね」
店長はレジがきたのを確認して
行ってしまう。


奈々があたしのそばにくる。

「行きたいの?泉」

「…いきたいけどもぉ嫌」

薫もあたしのそばにきた。


実は薫はあたしが
店長を好きなことを知っている。




「で?どうすんの?」

店長がまたやってきた。


「・・・・・・。」


あたしは黙る。


「俺は本城さんと行きたいなー」







「……いく」



「え?なに???聞こえない???」

めっちゃわざとらしいこの男。




「・・・・行く!!!」


「遠藤さん?聞きました?

どーしてもいきたいみたいです」


「あはははっ」

遠藤さんが大爆笑。



「店長のばか!!!!!」

あたしは強烈に叫んだ。


「くっくっく、愉快愉快♪」



< 18 / 111 >

この作品をシェア

pagetop