獅子座の彼に恋をして



部屋に祐と二人残された。


泉も店長といたい…

少しでも…




なんて考えていると
ほっぺに冷たい感触がし、

「つめたっ!」



祐がりんごジュースを
差し出した。


「なにまじでへこんでんの」


こわーい顔で言う。


「別に」


「はぁー」

祐が深いためいきをつく。




「そんな俺のこと嫌い?」





真剣な顔でそう問いかけてきた。



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