ZEROZONE
修了式も終え、
体育館からぞろぞろと生徒達が湧いて出てきて、
生徒達はそれぞれの教室へと向かう。
教室へ向かいながら俺は何気なく外の世界に目をやった。
そこには縁日の屋台で粋の良いおじさんが作ってくれた大きい綿アメのようなモコモコとした入道雲が青空のベッドに横たわり、ゆっくりと煽られていた。
そんな雲に心奪われている俺に、背後から背中にバンッとひと叩き。振り向くやいなや、
体育館からぞろぞろと生徒達が湧いて出てきて、
生徒達はそれぞれの教室へと向かう。
教室へ向かいながら俺は何気なく外の世界に目をやった。
そこには縁日の屋台で粋の良いおじさんが作ってくれた大きい綿アメのようなモコモコとした入道雲が青空のベッドに横たわり、ゆっくりと煽られていた。
そんな雲に心奪われている俺に、背後から背中にバンッとひと叩き。振り向くやいなや、