ZEROZONE
「おいユキト!!いきなり後ろから大声出すなよ!!…ったく、心臓止まるかと思ったわ。」



「わりぃわりぃ聖二。あまりにもボケェっとアホ丸出しの横顔だったからさ、いっちょ元気注入してやろうと思ってな!!」



俺は昨日の熱帯夜のせいであまり眠れなかったのに、



こいつは朝っぱらから元気だな。



そう思いながら叩かれた背中を摩りつつ渡り廊下を歩く。



階段をのぼる手前でユキトが俺に話しかける。



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