空の彼方の君へ。
予想通りに早くついた公園。
ベンチに座って星を眺める。
「一つ一つ、綺麗に輝いてるな・・・」
「そうだな」
・・・・・・え?
独り言だったはずの言葉に返事が返ってきて、声がしたほうを無意識に見た。
うっわ、カッコイイ・・・・・・。
ベンチの横に立ってた男の人。
その人はありえないぐらいにカッコイイ。
「隣、いい?」
男の人に見惚れていると、男の人に声をかけられてビックリ。
私は慌てて返事をする。
「あ、どうぞです!」
「ははっ、変な敬語。タメ口でいいよ」
「でも、年上ですし・・・」
どっからどう見ても年上に見えるんだよね・・・。
こんなカッコイイ人が年下だったらある意味恐いし・・・。
年上には敬語を使わなきゃね!
「へー。あんた何歳?ちなみに俺は17歳。高3」
その言葉を聞いて今までにないくらいに驚いた。
だって、この人の見た目は二十代なんだもん!
「わ、私は16です!高2です」
わー。こんなカッコイイ人が一歳差なんて・・・。
私もこんな風に綺麗に生まれたかった・・・。