空の彼方の君へ。
会いたい
「うう〜」
「こら!うなだれないの!」
机ね上でだらーんとしている私に佐奈がどつく。
「だってー!優斗に会えないんだよ!?」
そうなんです。
昨日、優斗に会えないって言われちゃったんです。
「しょうがないでしょ!?事情があるのよ!」
「うー・・・」
だって・・・・・・会いたいんだよぉ!!
そりゃ、この前初デートできて嬉しかったけど。
親友の佐奈を紹介できて良かったけれど!
1日会えないだけで辛い・・・・・・。
「あーもー!明日会えるんだから!これあげるから元気になりなさい」
佐奈はそう言ってイチゴ飴をくれた。
私はすぐさまそれを口にほうり込む。
いきなり行動が速くなった私に佐奈は呆れ顔。
それ程、イチゴ飴は大好物なんですよ〜。
なんて心で思う。
明日、会える・・・・・・。
単純な私はたまにはこんなのもいいかと、すぐに元気になった。
そんな私に佐奈は再び、呆れ顔。