空の彼方の君へ。



「俺、用事が・・・!」


「今まで寝てたのに?」


「居残りで・・・!」


「先生いないじゃない」


「コロが呼んでる・・・!」


「大丈夫、私には聞こえない」



意地でも用事があるようにみせかける疾風に、佐奈はピシャリとそれを否定していく。


ついには飼い犬のコロまでだしたものの、疾風の完敗。



疾風はしぶしぶながら私達の買い物についてくることになった。



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