空の彼方の君へ。



どのくらいそうしてただろう。


〜♪〜♪〜♪


私の携帯が鳴って、無意識に電話に出る。



「もしもし・・・?」


『もしもし!?沙希!?あんた今どこにいんの!』


「さ、な・・・?」


『え?どうしたの?どこにいるの?』


「おく、じょう・・・助けて、佐奈・・・」


『今行く!』



そう言って電話は切れた。


ごめんね、佐奈・・・・・・。


弱い私は、誰かに助けを求めることしか出来ないんだ。


優斗がいないと、ボロボロになっちゃうんだ・・・・・・っ。



< 48 / 108 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop