空の彼方の君へ。


次の日。


私は、久しぶりに自分から起きて学校に行く準備をした。



「おばさん、おじゃましまーす」


「はーい!いつもありがとうね、佐奈ちゃん」


「いえいえ〜」



下から佐奈とお母さんの会話が聞こえる。


そして会話が終わったと思ったら階段を登る音がした。



「沙希ー!入るよー!」



返事もしないうちに佐奈は部屋の扉を開ける。



そして、すでに制服を着ている私を見てこれでもかってくらいに目を見開く。



え、そこまで驚く?



「な、何で起きてんの!?」


「ん〜?天国からの手紙を読んで、元気がでたの」



私がそう言うとはあ?と不思議そうな声を出してから佐奈はそこら辺をあさり始める。



「ちょっ、何してんの!?」


「んー、天国からの手紙探し」



普通そこまでする!?


佐奈は私の部屋をどんどん散らかして行く。


これは私が手紙を見せるまで続ける気だ・・・・・・!




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