空の彼方の君へ。
「すごかったね〜。昼ドラみたい!」
「うん」
完全に野次馬状態の私と佐奈は校庭で先生に謝ってる疾風を笑いながら見ていた。
私達の笑い声は思ったより大きくて、それに気づいた疾風に『バカヤロー!』なんて叫ばれた。
先生はそれを自分に向けたものだと勘違いして、『放課後、職員室に来なさい!』なんて怒鳴られてた。
それを見た生徒たちは笑って。
先生たちも楽しそうだった。
学校1の人気者はすごいなぁ。
そう言えば私、そのすごい人に告白されたんだよね・・・・・・。
ある意味私もすごいのか?
そんなことを思いながらみんなと一緒に笑った。