空【実話】
*プロローグ
ずっとずっと後悔してる
「なんでもっと…もっと…」
未来がどうなるかなんて
本当はわかってた
わかってたのに
まだまだ大丈夫だなんて
思ってた…
だから今
あの日あの時あの場所に
戻りたい
あなたともう一度もっともっと
喋りたい
あなたに一度でいいから
触れたい
あなたを今以上の愛で
想いたい
そう願うの…
「時間よ、戻れ」
そしたらもっともっと
日々を大切に生きたのに……
でも空を見上げたら
そばにいないあなたがいるようで…
だからあたしは空が好きになった
毎日、空を見上げて
こう言うの
「ありがとう」
あなたとの出逢いが
あたしを強く優しくさせた
一度でいいから
あたしに逢いにきて
そしたらあたしは
すべてを捨てるよ