S.S.P.  学校警護係
「まだ解決してないよね…」
「ああ。今から行くぞ。」
えっ、ちょっと待って!
「先生にどこでお金を借りたのか聞いてないじゃん!」
すると、陸は私に小さな厚紙を渡した。
名刺?
「花山組?」
って、この名前の感じ…。
もしや、ヤクザ?!
「坂上の机の引き出しに入っていた。」
ぬかりないのね…。
「ここからそう遠くないな。」
あ、そう言えば……
「陸、急ごう!」
私はそう言って、走り出した。
「はっ、お前ちょっと待て!急にどうしたんだ?!」
「だって、早く終わらせて、アイス食べたいんだもん!」
「アイスって…覚えてたのか。」
「当たり前じゃん!早く行こっ!」
「ガキ…」
「黙れ!」
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