S.S.P.  学校警護係
「何してんの、君?」
そんな声を発したのは、私がよくよく知る人物。
っていうかコンビ組んでるし。
イケメン天才高校生 仁科陸、その人だった。
痴漢の右腕を掴み上げる陸。
っていうか、んん?!
「君が痴漢?!」
その痴漢、どっからどう見ても私と同い年ぐらいの男の子。
しかも、顔はカワイイ系と来た。
(うーむ。またしても私のタイプではない。)
「ごめんなさい!かわいかったから、つい…」
まっ、私がかわいい?!
初めて言われた…(じーん…)
「お前喜んでんじゃねーよ。」
陸に軽く頭を小突かれた。
喜ぶわ!
女なら誰でも喜ぶわ!
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