S.S.P.  学校警護係
「こいつはそんなんじゃなくて、俺のS.S.P.のコンビ組んでるヤツ。」
あ、ちゃんと紹介してくれた…。
「えっ、こんなかわいい子が?!まー!陸と同じで嫌味なほど頭が良いとか?!」
「いや、私は……」
「こいつはバカだから。ただ、身体能力と記憶力がいいらしい。」
らしいってあんた…。
ってか、バカって言うんじゃねー!!
ま、ほんとのことですが…。
「えー!すごいわねぇ、若いのに。」
「姉貴、オバサンみたいだぞ。」
陸がそう言って笑うと、お姉さんは陸の頭にもう一発かました。
「い゛っっ」
「あんたは黙ってな。紹介が遅れたけど私、陸の姉の海です。陸がお世話になってます。」
お姉さんにそんな風に言われ、私も慌てて自己紹介をした。
そうだ、名前も言ってなかった!
「いえいえ、こちらこそ。七瀬妃です。」
「妃ちゃんね。かわいい名前。じゃあ飲み物持ってくるからね。」
「ありがとうございます。」
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