幸せの道しるべ
「あっ!蹴った」
嬉しそうに喜んでる隆介を見ると
私まで嬉しくなってくる。
「出産予定日まであと3日か~
待ち遠しいなぁ」
なんて小百合と同じ事を言っている。
なんだかおかしくなってクスクス
笑っていると…―
いつの間にか着替えていた
隆介がじっと見ている。
「何笑ってるんだよ?」
「さっきね、
小百合と話してた時と
同じ事言ってたからおもしろくて…」
不機嫌そうな顔をしてる隆介…
どうしたんだろう?
「…隆介?」
「上目使いでこっち見るな
抑え聴かなくなるだろう…?」
ぱっと目を逸らした。