天使の歌声
『亮太はこの学校がほしかった投手なんですよね。そんな相手と付き合ってたら有名になるに決まってるか…。』
『まあな。あいつがいれば初の甲子園も夢じゃないだろうなぁー。』
初対面の先生と
なぜか語り合った朝。
『先生はこれから毎朝ここにくるの?』
私は気になった…
『時枝は毎朝きてるんだろ?俺も明日からくるよ。』
『…ほんとに?』
少し嬉しそうにしてしまった。
『ほんとだよ。お前今、何かに悩んでない?顔が辛そう。だから心開くまで毎朝くるよ。』