天使の歌声
5月後半
愛歌と朝練に
向かってる時の事
『入学するちょっと前から毎日、毎日練習ばっかりでさすがに体がきてるわ~。』
俺は学校からの“期待”と
練習の量に少し疲れていた…
『でも亮太の夢は甲子園でしょ?今は踏ん張り所だよ!』
笑顔で言う愛歌に疑問を感じた。
俺はこいつの一言で
野球を続けたのに
俺一人の夢だと思ってる…
『…』
『亮太…?』
『あぁ…愛歌野球部のマネージャーやらない?そしたら俺も頑張れるんだけど。』
『やらないよ。』
即答だった。