天使の歌声




『梁瀬先生意外と厳しー。』


杏奈がだるそうにする。



『おっ。時枝じゃん。』


そこには
練習でほどよく日焼けした先生がいた。






かっこいいなぁ…



先生には大人の魅力がある。



『先生おはよぉ。今は杏奈と女同士の話があるの!だから見逃して!』



『そうそう!乙女の事情ってやつ?』


笑いながら言うと
先生は

『はいはい。それなら走りなが喋ればいいだろー!若いんだから運動しろ運動を!』



私の背中をひと押ししてきた先生に杏奈は

『先生愛歌にセクハラしたー!』


呆れた顔した先生を後にケラケラ笑いながらグラウンドの端っこまで二人で走った。



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