レンタル彼女
「とうちゃ~く。」
なれた手つきでプリ機を操作するあたし達。
このゲーセンは小学校の時から通ってるから、何でも知っている。
もちろん、あたしと蘭は幼なじみだからもう、何年もここで一緒にプリとったり、その辺の男子とたむろしたりもしてた。
「今日盛れたね~!!」
「だねっ、蘭化粧品変えてからプリ写りよくなったしねっ」
「まじ!?嬉しい~彼氏に報告しよっと♪」
嬉しそうにプリを見る蘭。
ほんっと…
かわいいなあ。
「君ら連れいねーの?」
後ろから声をかけられた。
ビックリしたあたし達はすぐに後ろを振り返る。
…いたのは高校生だった。