ーBlue roseー
「でも、俺ら、もう完璧遅刻。」


「どうしよ・・・」


「バス使えばよくねー?」


「バス使っていいのかなぁ・・・」


いや、不良高校だからいいのかな・・


「しょうがない、今日はとりあえず乗っていって、
 あとで先生に聞こうか」


「樹がそういうなら・・・」

そういって、三人でバス停に向かった。


バスはまだ来ていないようだ。


「俺が言ったらダメなのかよ!」


「・・・学校さぼりまくったから、説得力なし。」



「・・・・」


蓮、すねたらダメだって。


「隙ありっ!」


「きゃぁっ!!」


今の状況は、蓮が私に抱きついてる状態ですね、はい。




「ほら、蓮、離してあげなよ。玲が苦しそう」


「あっ・・・わりっ」


「げほっ・・ごほっ・・・」


蓮・・・あとで覚えときなよ・・・(怒り)



「ほら、蓮と玲。バスきたから乗ろうよ?」




「あ・・・」


「うん・・・」







    ・・・・気づかなかった・・
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