ーBlue roseー
とりあえず、私達は、バスに乗り込んだ。


玲「ねーねー、蓮と樹ー」


蓮「何ー?」


樹「なんか聞きたいこと?」


玲「うん。樹、察しがいいね。友達から聞いたんだけど、

  蓮と樹って、二つ目の名前があるの?」



蓮樹「ぎくっ」



玲「蓮が、蒼龍で、樹が、水龍ってきいたよ?」



蓮「そ・・・それは・・・」



樹「はぁ・・・。」



玲「ねぇっ教えてってば!!」



樹「わかったよ。蒼龍とか、水龍っていうのは、
  俺らの通り名のこと。」


玲「通り名・・・あの暴走族の?」



蓮「そうだよ。俺らってよく男たち相手に戦うじゃん?」




玲「あれ、じゃれあいじゃないの?」





・・・玲って人を病院送りにしたことある、あれが、”じゃれあい”・・・?




蓮「アレは、暴走族どうしの戦いなんだ」


玲「そうなの!?」


樹「うん。それで、玲は知らなかったと思うけど、総長をやってるんだよ。」



玲「え、誰が?」



蓮樹「玲が」



          ・・・・は?

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