初恋町〜また、君に恋をする〜
朝ごはんを食べ終わると、早く起きすぎたため時間がたっぷり余っていた。
この時間をどう使うか、決めることが出来ずにただボーッとテレビを見ていると、いつの間にか時間が過ぎていた。
「夏、もう出ていく時間じゃない?」
「うん。もう行くよ〜!」
鞄を部屋に取りにいって、玄関へと向かう。
新しい靴を履いてドアノブに手をかける。
「いってきまーす!」
期待しかないような声で元気よく行って外に出て深呼吸。
軽い足取りで学校へ向かうとふと目についた人。
目にした瞬間、身体中に電気が走ったような感覚に襲われた。
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