初恋町〜また、君に恋をする〜
「また、一緒に過ごせるんだな。もう、会えないと思ってた。」
蓮は綺麗な笑顔だった。
私もずっと会えないと思ってたよ。
この綺麗な笑顔を見ることはないと思ってた。
でも目の前には、見たかった笑顔があった。
「蓮って高校どこ?」
「夏と、一緒だよ。制服、同じとこのやつだからさ。」
「ホントに!?やった。」
私は満面の笑みになり隣では蓮が笑っていて、これまでにないくらい幸せだった。
だけど、私と蓮は友達なんだから。
だから、これ以上は望まない。
決めたんだから。
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