かけがえのないキミへ
梨花は可愛いから、付き合ってもいいけど、そんなことしたら他の女が可哀想だから付き合わない。
『竜也、好きな子ってどんな感じの子なんだ?』
『んーっと、不思議な子?でも可愛いんだ』
『お前がそんなこと言うとか意外だし』
竜也は肌が黒く、茶色い髪の色をしている。
女の子に優しく、人気も高い。
よく街で一緒にナンパなどをしていた。
そんな竜也に好きな人?意外すぎて、逆に興味が湧く。
『その子見た瞬間、なんかびびってきたんだよな。一目惚れってやつだな』
『ふーん』
俺は机に顔を伏せた。
竜也みたいに、素直だったらな、なんて。
この性格を小さい頃から直しておけば、愛が生まれたかな?
『俺、保健室行ってくる』
『分かった』
なんだろう?
この寂しさ。
やっぱり俺は一人ぼっちなのかな?