愛を込めて~Limit Love~







「先生、あたし、死ぬんでしょ?」



「...えぇ。」



どうしてだろう
涙はでてこない。



「あたしどんぐらいで
死んじゃうの?」



「...長くて一年かと」



「そんなっ!一年だなんて!さくらの
未来はこれからなんです!治る
可能性はほんとにないんでしょうか..?」



医者は首を振るだけだった。



帰り道、


「お母さん、あたし
死んじゃうんだね」


「さくらは死なないわ。」


「お母さん、いいの。
あたし死ぬのは怖くないよ。」



なんて、嘘をついた





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