愛を込めて~Limit Love~





ケータイが鳴った


[竜也]


藤本 竜也
あたしの彼氏
なんだかんだもうすぐ一年



「もしもし。」




「あ、さくら?どうだったの?」






「..聞きたい?」





「勿体振ってねーで言えよっ。笑
どうせなんともないんだろ?」





「それがね..、あたし肺ガンなの。
もう、手遅れだって。」


あたしは、ははっと笑った。



「嘘だろ?」


竜也もははっと笑った。



「...嘘じゃないんだよ。あたしあと
一年しか生きられないの」





.
< 4 / 10 >

この作品をシェア

pagetop