好きの気持ち


私が橘に恋したのは…今から約9年前の小学3年生の時のこと。


クラス替えがあって、ドキドキしている中で新しい机が増えていることに気付いた。


この時はまさか自分が一目惚れするとは思いもよらなかった。


私にとっての運命の出会いはすぐそこに迫っていた。


教室のドアが開く音が頭に響く。

ガラガラガラー

「おはようございます。今日からこの3年2組の担任となります…早川 詩織です。これから1年間よろしくね」

新しい担任の先生は20代後半みたいだ。

でも、クラスも2つしかないからそんなに周りは変わらない。


「ねえ、悠ちゃん。先生…ちょっと怖そうだよね(笑)」

この子は…上原 京香。
幼稚園の頃からの友達。


「私も思ったよー。あの先生…雰囲気で怖く感じる」


周りも少しばかりざわついている。


「はいっ!少し静かにして。新学期から転校してきた子がいるから…呼ぶよ」


てて転校生!!!!!!!

女の子かな?男の子かな?

わくわくしてきた(笑)

< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop