ふたりりさいたる−先生へ−
教室に戻る途中うしろから
かんだあ!とよばれた
振り向こうとするとすでに
隣に浅野がいた
「ぅわっ!びびった」
「なんやその『うわ』って。お前今日遅刻したやろ?ちゃんと明日からは来いよ?」
「‥起きれたらね」
そう言うとうちの顔を
じっと除きこんできた
「絶対こいよ。おら!次世界史」
ばしっとうちらの背中を
たたいて教室に入っていった
ゆみは苦笑いしながら
「いって〜まじあいつ先生じゃないやろ(笑)‥まな?どした?」
私はよくわからないけどドキドキして
歩くスピードがゆっくりになっていた
「‥あーっ!今近かったで浅野にときめいちゃったとか?」
「!?なわけないやん!いこー」
ゆみはふふっと笑っていた