ふたりりさいたる−先生へ−



浅野も悩んだのかな

生徒を好きになってしまって


でも

それはだめ人間なんかじゃない



「浅野。うちはこの恋になんの後ろめたさもないよ?うちは恋をした。好きな男の人ができた。その人がたまたま教師だった。ただそれだけ。‥悪い?」



そう。私はただ恋をしただけ
"浅野義之"に


浅野はちょっとびっくりしていた


そして私のほっぺを優しく両手で包んだ



「神田かっこい。さすが俺の惚れた女!」
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